【バチェラー4🌹考察③】信じ続けた坂入さんが選ばれなかった訳

きりちゃんこと坂入みずきさんは、才色兼備で、バチェロレッテに出ても良さそうなくらい文句のつけどころのない女性だった。

旅においても、黄さんの結婚への本気度を確かめたり、ダンスを作ってきてみんなの前で披露したり、デートに誘われなくてもカクテルパーティーで話すことを毎回しっかり考えていたりと、芯の強さや真摯さが感じられて、視聴者からの評価は軒並み高かったんじゃないかと思う。

私の知り合いの男性達も、結婚するなら坂入さん!と口を揃えて言っていた。


けれども坂入さんは、エピソード5で「(結婚相手としてはいいと思うけど)何か足りないんだよね」と言われて落とされてしまった。

坂入さんは、みんなが疑心暗鬼になっていた時も、「すべてが本当だとは思わない」と言い切り、カクテルパーティーで不安な表情の黄さんを真っ先に誘うなど、女の子ではなく黄さんとの旅であるというバチェラーの本質を見失わずに、しっかりと黄さんと向き合っていた。

もし私が坂入さんだったら、「諒子はずっと僕を信じ続けてくれた(から選んだ)」と語る黄さんに対し、「え、私だって信じてたのに」って思ったと思う笑


ただ、私は事前動画を見た時から、なんかこの人バチェラーの隣にいるイメージが湧かないんだよなぁ〜とは思っていた。

その理由は、シンプルに「この人、バチェラーに出る男性のこと本能的に好きじゃなさそう」ということだったんだと思う。

本気で出演するくらいだから、おそらく本人は無自覚なんだろうけれど、こういうミーハーな番組でたくさんの女の子を侍らす役として出てくる男性のこと、絶対嫌いだよね??とは思っていた。

あと、そもそもバチェラーに出るような男性って、自分と同格な位スペックの高い女性を求めていなそう、というのもあった。


私が思う、坂入さんが落とされた理由は、

①垢抜け度(見た目と中身)が黄さん好みではなかった

②医者だった

③坂入さんが黄さんを好きじゃなかった(内心下に見ていた)

④黄さんの前で泣かなかった

あたりじゃないかなと思う。


<①垢抜け度(見た目と中身)が黄さん好みではなかった>

黄さんは、起業家という職業柄もあるかもしれないけれど、わりと垢抜け感のある女性が好きなんだろうなという感じがした。

最後に残った二人も、休井さんは元ギャルだったし、秋倉さんも友達になるくらい近いコミュニティの人だった。

坂入さんも可愛いしオシャレにしていたけれど、顔立ちや服装の系統だったり会話のテンポとかが、黄さんが自然とドキッとするような感じではなかったんだろうと思う。

 

<②医者だった>

歴代バチェラーもそうだけど、とりわけ黄さんは、女性に一歩後ろを付いてきて欲しい、という願望が強そうな感じがした。

対等な立場から物申されるよりも、「どんな貴方でも付いていきます」と言ってくれる女性を求めているイメージ。

お金に関しては黄さんの方が持っているけれども、学歴に関しては同じかそれ以上だし、そんな坂入さんのスペックに対して、黄さんはどこか萎縮する気持ちがあって、恋愛スイッチが鈍ってしまったんじゃないかと思う。

 

<③坂入さんが黄さんを好きじゃなかった(下に見ていた)>

黄さんとお別れする時やスタジオトークの感じからすると、坂入さん、黄さんのこと全然好きじゃなかったよね?と思った。

お別れする時も「弱い黄さんを守ってあげたかった」みたいな感じだったし、スタジオトークでは黄さんの振る舞い(キス連発)に対して思いっきりダメ出しからの「まあそうやって謝れるところはいいと思う」って、なんかもう格下の奴に対する接し方じゃんって笑

この私を落としたからにはぶったぎらなきゃ気が済まない、くらいのプライドすらある気がした。


坂入さんとしては、旅の中では、プライド的に落とされたくはないし、そういう趣旨の旅だしということで、黄さんに対して受け入れスタンスを取っていただけなんだと思う。

事前の動画でも「(キスをして脳内麻薬が出るか確かめるなんて)自分を自分で撹乱して何になるんだろう?」とか言っていたし、黄さんの言動に対して絶対に肯定的な感情は抱いていなかったよね。

坂入さん自身が、黄さんに対して特別な思い入れを抱けていた訳ではなかったということが、二人の間に見えない壁を作っていたんじゃないかな。


<④黄さんの前で泣かなかった>

これは実は一番大きな要因ではないかと思っているのだけれど、同じく結婚相手としてはいいな、という枠で残り続けていた秋倉さんは、例の騒動があった時に一度黄さんの前で涙ぐんでいるんだよね。

黄さんは最終デートでの旅でも秋倉さんの涙にかなり心動かされていたし、坂入さんが落とされた直接の理由も、落とすはずだったりむりむに泣いて訴えかけられたのが心に響いたからだったように見えた。

おそらく黄さんとしては、坂入さんはこの先も残してデートを重ねて判断するつもりだったのだけれど、急遽りむりむの存在感が増して一枠空けなければならなくなってしまい、苦渋の決断の末、という感じだったんじゃないかな。

 

一般的にも、ただのいい人は恋愛に発展しないとかいうけれど、人ってその人の生の感情に触れた時に、そこに共感したり揺さぶられたりして心を動かされるものなんだと思う。

だから取り繕った姿よりもみっともない情けない姿を見たかったりするし、ああこの人こういう表情をするんだとか、こういう時こんな反応をするんだとか、そういう積み重ねなくして思い入れを深めていくことは割と難しい(もちろん一目惚れってパターンもあるけど)。

坂入さんは、黄さんの「もっと感情を出して欲しい」という言葉に対しても、この人何を求めているんだろう、、、という感じだったし、あまりそういうことを大事には思っていない感じがした。

そんな坂入さんに対して黄さんは、この先の短い時間の中で最後の1人に選ぶほどの気持ちを抱けるイメージが湧かなかったんじゃないかな。


そもそも坂入さんのスタンスは、恋愛というよりは婚活的で、まずは相手を好きになるべきか理性的に判断して、そこから恋愛に発展していくべきだ、というものだった。

それは全く悪いことではないけれど、たくさんの美女が恋愛的なアプローチを仕掛けてくる状況で、一人一人と話す時間も少ないこの旅の中では、そのスタンスはシンプルに不利だなと思った。

バチェラーに向いているのは、すぐに相手を好きになって、好きという前提でアプローチを仕掛けられて、かつ結婚相手としてもマイナスな面を出さない冷静さも持っている女性だと思うんだよね。

だから、坂入さんはシンプルにバチェラーという企画に向いていなかったんだと思う。


とはいえ、終始自分をすり減らさずに旅をした坂入さんにとって、バチェラーに参加したメリットは確実にあったと思うけどね!

個人的にはバチェロレッテ2で坂入さんが恋をする姿を見てみたいって思うけど、たぶん萌子さんパターンになることが危惧されてオファーはされないと思う笑